路地裏の真っ暗闇に
捨てられていた僕はグレー
自慢だったピンとした耳も
薄汚れ折れてしまった
冷たい雨が降るあの日
近づいてきた可愛い声
赤いチェックの腕に拾われ茶色い箱が家になった
「ねぇパパとママには内緒だよ」
小さな手に連れ出され初めて青を見上げた
鳴らない綿の体に君の鼓動が響いていた
眩しいほど It’s a beautiful day
ピンクの花が咲く頃も
いつも君はひとりぼっち
黄色い枕に地図ができる夜には側にいるから
「ねぇずっと一緒にいてくれる?」
小さな胸に包まれ初めて愛を知ったんだ
ボタンの目に透明な涙流れなくても
溢れるほど It’s a wonderful world
だんだんと君は大人になって
いつまでも僕は子供のままだよ
やがて過ごした時が 思い出に変わっていっても
”さよなら”じゃない
「ねぇ世界はこんなに広いんだね」
何もなかったこの僕に幸せ教えてくれたんだ
つぎはぎのこの耳さえ今では愛せるよ Ah
あの日の君によく似た小さな手がカラフルな世界へ
僕を連れ出してくれるその日までおやすみ
眩しいほど it’s a beautiful day
愛しいほど it’s a wonderful world
it’s a beautiful day
it’s a wonderful world